「まんぷく」の偽物まんぷくラーメン話
[amazonjs asin=”4140056983″ locale=”JP” title=”NHK連続テレビ小説 まんぷく 上”]「まんぷく」では主人公の旦那である立花萬平が、家でも手軽に食べれて長期保存できるラーメンを作ろうと開発に乗り出し、まんぷくラーメンを作り上げます。
苦心の末で作ったまんぷくラーメンですけど、人気が出だすと市場に大量の偽物が現れました。
ほとんどが粗悪品でしたけど、その中の一社が作った「元祖まんぷくラーメン」という偽物だけが萬平さんが作った本物のまんぷくラーメンにそっくりな味をしていました。
実際のチキンラーメンでもそうだったんですが、工場の人間を高額で引き抜いて技術をそのまま引き抜いて偽物を作り上げたんですね。
だから味もそっくり。
さらにそれだけじゃなくて商品名やデザインも似せてしまってどれが本物か分からないようにしてしまったのです。
なかなかエグいやり方ですよ。
エネマグラとアネロスの話
このサイトの主題にもなっている「アネロス」ですが以前は「エネマグラ」という名称で日本で販売されていました。
元々は米国で「Pro-State(PS)」という名称で販売されていたのですが日本で販売する際にその名前だと馴染みが悪そうということで、当時流行っていたバイアグラと浣腸の意味を持つエネマという単語を組み合わせて「エネマグラ」という商品名で販売を開始しました。
当初(1999年)は「Pro-State(PS)」を作っていたHIH社は光漢堂という会社と日本販売の代理店契約を結んだんですけど、その後にパインズインターナショナル(現在アネロスジャパンを運営している会社)と新しく代理店契約を結びました。
光漢堂とは代理店契約を打ち切ったんですけど、光漢堂は「エネマグラ」という商標だけは手にしていたので、そのまま自社オリジナル商品に「エネマグラ」っていう名称をつけて販売し始めました。
- HIH社が「Pro-State(PS)」を日本で販売する際に光漢堂と代理店契約
- 日本での商品名を「エネマグラ」にする
- 光漢堂と代理店契約を打ち切り、パインズインターナショナルと契約
- 「エネマグラ」という名前の商標は光漢堂が手に入れ、HIH社製以外のものも「エネマグラ」と名前がついて販売される
- 米国では「Pro-State(PS)」を「アネロス」というブランド名にシフトしていたため、日本でも「アネロス」という名前で販売する
現在、米国では「アネロス」という名前で販売されておりますので、日本でも商標を持っている「アネロス」という名前で販売して正規品か別会社が作った物かを簡単に区別できるようにしたっていう流れです。
作り手の想いが商品にこもっているかの話
流れを見るとエネマグラの話はまんぷくラーメンとは違いますが、苦心して作られたものが別の人によって販売されているという意味では似ているなと思いました。
現アネロスである「Pro-State(PS)」はお医者様がする前立腺マッサージを1人でもできるようにと開発されたもの。
それに対して「Pro-State(PS)」をモチーフにした類似商品って言うのはあくまで類似。
そこにどれだけ作り手の想いがこもっているのかなって思います。
商売のやり方として人気があるものを真似て売るっていうのは、売れるという意味で顧客のニーズにこたえているのかもしれません。
その一方で、想いを込めて苦心して作ったものが簡単に真似されてしまうと、新しいものを作ろうという気持ちを持った人が減ってしまい長い目で見たらその業界は衰退するんじゃないかとも思います。
商売において真似は悪いことじゃないし、完全なオリジナルのものって無いと思ってます。
ただどんな商品でもサービスでも、それを商売にする人がどれだけの想いを込めてやっているかって使ってみると伝わってくるじゃないですか。
ぼくはそういう商売をしている人を応援したいし、このサイトも想いを込めてアナニーやドライオーガズムの良さを伝えたいっていう気持ちを第一に続けて行きたいと思います。
NHKの連続ドラマ「まんぷく」はチキンラーメン開発の実際の話が元になっていますが、チキンラーメンにも偽物騒ぎがあったようにドラマ中でも主人公が作った「まんぷくラーメン」の偽物が出回ってしまいました。
それを見ていて「エネマグラ」と「アネロス」の名称問題を思い出しました。